2015-05-12 散文。 ぴたぴたるるら ぴたぴたるるらなにをうたうの 傘もささずに伝う雨粒滲ます粒々 イミテーションに被さる酸性雨溶けるの、溶けないの 綺麗なお爪と水蜜桃ひたひたるるらひたひたるるら 傘はいいのよ たまには濡れて 霞む眼前揺らめく信号 イミテーションを溶かして酸性雨 溶けるの、溶けないの 綺麗な巻き毛と鍍金のかざり ひたひたるるらひたひたるるら 水蜜桃を脱ぐ頃 本物の灯り昇る イミテーションの灯り眠り 誘われ眠る 昨日の夢